ドーナツの穴

twnovelを元に書いた小文を折本にしたり、EPUBにしたりします。うろ覚えな話もします。

第一回「文章スケッチの広場」に参加された作品の感想を書きました

イベント詳細

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投稿作品および感想一覧

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参加作品の感想

 では、所感を書き連ねます。今回は企画の趣旨からも技術的な言及をしたいところなのですが、力不足ですので、感想を述べたいと思います。

ぜろすけさん

zeromoon0.hatenablog.jp

ぜろすけさんの参考作です。

まず、ガジュマルという木に心を惹かれました。こんなに豊かなたたずまいの木が砂地に生えているのだと思っただけで楽しいです。

周囲の環境、どんな植物なのか、それから写実的な木の情報が提示されます。非常に手馴れていてわかりやすいと思いました。

ラストは、静かに存在しているかと考えて木が、実はたくさんの観光客に囲まれていることが示される。その逆転が叙述トリックのような効果を上げていて面白かったです。

まさりんさん

masarin-m.hatenablog.com

まさりんさんの作品は、リアルさと抒情が同居していますね。

文章を頼りに歩けば、目的の木にたどり着けるのではと思いました。詳細な記述の中に、実際に歩いた人間が普遍的に感じるような情報が織り込まれています。独特の表現ですが、具体性、ユーモアのある持ち味ですね。

こちらはラスト、ぜろすけさんとは反対の印象になります。賑やかな観光地と捉えていたところ、実は閑散とした風景であることが明かされる。楽しいです。

卯野抹茶さん

 

nerumae.hateblo.jp

こちらは写実に徹した作品ですね。今回のテーマに、もっとも沿っていると思いました。

色の表現が非常に豊かです。樹木の描写を丁寧に重ねているので、そこに書かれていない植物の匂いを思い出したのが楽しかったですね。

文章というのは、読者の記憶を引き出すものでもあると考えます。良い経験をさせていただきました。

秋桜みりやさん

kyoukonogokoro.hatenablog.com

時間の経過が取り入れられているのが、出色ですね。

つい目の前の情報に気をとられてしましますが、木という泰然とした存在にも時の流れがある。着眼点が新鮮でした。

ラストは、その対比として人間とは生きるスパンの違う木の普遍性が示される。集う人々が変わっても木は、そこに立ち続ける。比べて人の生は忙しないですね。

緑陰

donutno.hatenablog.com

拙作です。勝手にタイトルをつけてしまっていますね。
カメラワークを意識して書いたものです。よろしくお願いします。

未来の参加者のみなさまへ

▼イベントごとの詳細と、こちらを参考に是非ご参戦してください。
「短編小説の集い」でしたら、主催者のぜろすけさんが評してくださいます。

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