「書籍工暦」の無料キャンペーンに応募しました
特にこれといった実績もなく、物書きと名乗っていいものかどうか甚だ不安なドーナツです。よろしくお願いします。
◆今回は、なんと拙作の装丁デザインを「書籍工暦」の高村さんがご担当くださいました。ありがとうございました!
キャンペーン詳細
▲今回は文庫本サイズでお願いしました。
無料キャンペーンは、ただいま一名様に限り募集されています。
あと一枠となりますので応募される方はお早目に!
【応募方法】
無料キャンペーンに応募する由を明記、あなたの作品をテキストファイルの形式でメールに添付してお送りください。
【連絡先】書籍工 暦:bookskoyomi★gmail.com(★→@に変えてください)
※データ作成のみは無料、データを印刷し頒布される場合の販売時使用料は一律3000円となります。
高村さんのコンセプトは『大事にされる本を作る』です。
こちらの意気込みにつきましては、以下の記事で実際の装丁をご覧いただいたほうが早いかもしれません。
「書籍工暦」とは
▼「書籍工暦」ご紹介
小説は何とか出来上がっても表紙、本文レイアウトはどうしようか。
そんな時に助けてくださるのが高村さんが主宰されている「書籍工暦」
今回、「丸投げ」であったにも拘らず、素晴らしい装丁に仕上げてくださいました。
twitter:書籍工:暦 (bookskoyomi) on Twitter
装丁デザイン
表紙と裏表紙
▼まずは、こちらの素敵な表紙をご覧ください。
▼裏表紙と合わせるとこんな感じになります。
▲こちらの写真は、鈴木真吾さんがご担当くださいました。
▲鞄を少し持ち上げて作者名を紹介してくださっているようなポーズが可愛らしくて好きですね。不気味さも十分ですが、それでいてお近づきになりたいと思わせる絶妙な雰囲気を持っています。
鈴木真吾さんご紹介
tumblrを拝見しまして少女性を活写されている印象を受けました。
風景や人物をそのまま撮影する(と言っても構図など演出するわけですが)のではなく、被写体と一対一で作り上げていくような創意にあふれた作品だと感じました。
圧倒されますね。
twitter:鈴木真吾@8/2-3憂鬱少女展 DFG (junk666) on Twitter
本文レイアウト
少し説明いたしますと拙作「幽霊彼女」は大学生「俺」のどうということもない日常がだんだんと薄暗くなり、真っ暗闇となる一歩手前で終了します。
この次第を高村さんは、本文レイアウトのデザインによって表現されています。
※印影が入っておりますのは販売時使用料を支払っていないためです。
▲ページが進むにしたがって右から左へ色合いが変化していきます。
▲ページ数の表示は読んでいる時に指に隠れない位置で快適ですね。
▲地獄巡りを終えて日常に戻ってきます。
終わりに
内容は置くとしまして、まるで書店に並んでいる本のようですね。本当に素敵です。
▼では、末尾になりましたが、制作してくださった高村さんのお言葉を引用させていただきます。
◆表紙写真について
書籍工で写真を選定した際、ミナが得体の知れない、けれどその正体を知りたくなる存在であることを重視して、仮面を被った、もしくは顔を隠した女性の写真を使いたいということになりました 。
今回使用した鈴木真吾さんの写真は、仮面の下にある表情がわかりそうでわからない、絶妙に「仮面を剥ぎたい」という欲を掻き立てる写真だと考え、決定したものです。
◆仕掛けの解説(本文レイアウトについて)
お預かりした原稿は、じわじわと増してゆく狂気が、どこか爽やかさをもって幕切れる作品だと考えました。
それを装丁にも生かすべく、本文の背面に薄灰色を引き、奇数ページだけ、徐々に色が濃くなっていくように加工しています。
メール本文より
「幽霊彼女」を具現化してくださった高村暦さん、鈴木真吾さん両氏には感謝と尊敬の念に堪えません。
本当にありがとうございました!
いつかこのような素晴らしい装丁に見合う小説を書ければいいのですが、現在は暗中模索といった状態です。とにかく書いていくしかないなと考えています。
さて、もし興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら拙作「幽霊彼女」是非ご覧ください。よろしくお願い申し上げます。